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新潟大学 工学部 令和7年度入試(2025年) 学校推薦側選Ⅰ型(工業高校推薦入試) 入試問題情報追加! 2024年4月追記

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今回は新潟大学 工学部 令和7年度(2025年)以降の学校推薦側選Ⅰ型(工業高校推薦入試)について解説いたします。

入試選抜方法(口頭試問→筆記試験)、配点等が非常に大きく変わっているため、昨年度と同じ対策をしていたら、試験に合格する確率が低くなります。

新潟大学 工学部を目指している工業高校生は絶対に見逃さないでください。

本記事は下記のサイトを元に構成しています。

入学者選抜における変更点 | 入試情報 – 新潟大学 (niigata-u.ac.jp)

令和7年度総合型選抜・学校推薦型選抜Ⅰ型の変更について(工学部)(令和5年9月15日公表)

出願要件が工業高校生のみに変更(工業高校生に有利!?)

令和6年度までの出願要件は5つあり、いずれかに該当することとあります。④に関しては人間支援感性科学プログラムのみです。

新潟大学工学部 学校推薦選抜Ⅰ型 令和6年度までの出願条件

工業に関する教科・科目を20単位以上修得(見込みを含む。)した者〔学科の指定なし〕

SSHカリキュラムを受講した者で、下記のいずれかもしくは両方を満たしたもの

 ・SSHの指定を受けている高等学校又は中等教育学校において研究又は実験を行ったことのある者

 ・大学、官公庁及び企業等の研究機関において研究又は実験を行ったことのある者

科学系コンテストなどで入賞し、その成果が高く評価されている者

優れた造形芸術の能力をもつ者、優れた音楽の演奏能力又は作曲能力をもつ者、優れたスポーツの技能を有する者(人間支援感性科学プログラムのみ

高等学校等の内外において主体的に活動(課題研究、総合学習、課外活動、コンテスト、コンクール等)を行った者

上記が下記のように変更されました。

新潟大学工学部 学校推薦選抜Ⅰ型 令和7年度出願条件

工業に関する教科・科目を20単位以上修得(見込みを含む。)した者(学科の指定なし

出願要件は1つのみ!

工業高校生、専門高校生のみの出願になっているように思えますね。これは普通科の学生を争うことがなくなりますので、非常にチャンスになりました!

これまでと同様に成績(評定平均)による足切りがありません。そのため、多少成績が悪くても合格するチャンスがあります!

募集人員の削減(ちょっと辛い…)

募集人員が非常に少なくなってしまいました。令和6年度までは全学科合わせて、55名だったのが、25名になりました。内訳は以下の通りです。

令和6年度 新潟大学 工学部 学校推薦型選抜Ⅰ型 

専攻プログラム募集人員(人)
機械システム工学
社会基盤工学
電子情報通信
知能情報システム
化学システム工学
材料科学
建築学
人間支援感性科学14
協創経営
合計55

令和7年度 新潟大学 工学部 学校推薦型選抜Ⅰ型 

専攻プログラム募集人員(人)
機械システム工学4
社会基盤工学2
電子情報通信4
知能情報システム3
化学システム工学4
材料科学2
建築学2
人間支援感性科学2
協創経営2
合計25

志願条件を絞ったため、募集定員を削減したようです。もしかしたら、熾烈な競争になるかもしれないですし、普通科の人が受けれないため、倍率が低くなるかもしれないですね。

試験内容と配点の変更(口頭試問→数学の筆記試験)入試問題情報を追加

これが一番大きいポイントです。各学科ごとに行っていた口頭試問無くなり、全学科共通で数学の筆記試験と面接、書類審査によって入学選抜が実施されるようになりました。

令和6年度 学校推薦型選抜Ⅰ型 試験内容

専攻プログラム口頭試問の内容
機械システム工学数学、工業(設計製図)
社会基盤工学工業(土木)
電子情報通信工業(電気基礎)
知能情報システム数学、英語
化学システム工学化学、英語
材料科学数学、英語
建築学工業(建築)
人間支援感性科学数学、英語
協創経営数学、英語

令和7年度 学校推薦型選抜Ⅰ型 試験内容

専攻プログラム筆記試験の内容
全ての主専攻プログラム数学の筆記試験(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A(図形の性質、場合の数と確率))

入試科目が非常にシンプルなりました。全学科共通のため、どこの学科を受けるにしても数学のみを対策すればいいことになりました。

入試問題の参考が新潟大学のホームページで追加されました。(2024年4月30日追記!)

令和7年度学校推薦型選抜Ⅰ型 基礎学力試験(数学) 参考問題 (niigata-u.ac.jp)

参考にして勉強に励んでみてください!

次に配点についてです。

令和6年度 学校推薦型選抜Ⅰ型 配点 

専攻プログラム面接(口頭試問を含む)書類審査合計
全ての主専攻プログラム14060200

令和7年度 学校推薦型選抜Ⅰ型 配点 

専攻プログラム基礎学力試験(筆記試験)面接書類審査合計
全ての主専攻プログラム1007030200

非常に面白い配点です。当日の筆記試験と面接で170/200が決まります。つまり、85%は当日の結果で決まることになります。十分、一発逆転があり得ます。残りの30点(15%)はこれまでの積み重ねが反映されます。

成績がちょっと微妙だけれども国立大を目指したい!という人がいらっしゃたら十分挑戦する価値があると思います。

まとめ

新潟大学 工学部 令和7年度入試(2025年) 学校推薦側選Ⅰ型(工業高校推薦入試)変更点についてまとめました。

年によっては入試方法が非常に大きくかわっているので新潟大学の入試情報をしっかりとチェックをして、試験に臨みましょう!

入学者選抜における変更点 | 入試情報 – 新潟大学 (niigata-u.ac.jp)

また、書類審査がそれほど、比重が高くないから、評定平均を手を抜いても大丈夫だという考え方は危険です。成績が高ければあなたはその分プラスのスタートで試験に臨めます。日々の勉強の積み重ねは必ず、試験に反映されますので、しっかりと継続して勉強をすることをおすすめします。

ABOUT ME
地方の工業高校を卒業して、親に負担をかけたくなかったため、一般推薦で地方国立大学に進学しました。今現在は、大学院を出て、電機メーカーで研究開発職に従事しています。工業高校から国立大学への進学について情報提供を行い、多くの人が大学に進学する機会になればいいなと思います。 https://technical-high-schoo-to-university.com/?p=12
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