国立大学

新潟大学 工学部 学校推薦型選抜Ⅰ型(工業高校生・専門高校生)

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記念すべき一つ目の大学は新潟大学です。

新潟大学 工学部には9つの主専攻プログラムがあります。

●機械システム工学プログラム

●社会基盤工学プログラム

●電子情報通信プログラム

●知能情報システムプログラム

●化学システム工学プログラム

●材料科学プログラム

●建築学プログラム

●人間支援感性科学プログラム

●協創経営プログラム

新潟大学は令和4年度(2022年)の工業高校生の国立大学合格者No.1になります。

ただし、令和7年度からは入試方法が変更になります。別記事で解説いたします。

新潟大学 工学部 令和7年度入試(2025年) 学校推薦側選Ⅰ型(工業高校推薦入試)変更点について – 工業高校から国立大へ進学 (technical-high-schoo-to-university.com)

筆記試験がない(口頭試問のみ!)

新潟大学工学部 学校推薦型選抜Ⅰ型には筆記試験がありません。そのかわり口頭試問と提出資料で評価を行います。

配点は以下の通りです。

主専攻プログラム面接(口頭試問を含む)書類審査合計
全ての主専攻プログラム14060200

この入試の特定の配点は140/200は面接と口頭試問です。つまり、評定平均が低くても、合格する可能性があります。

口頭試問のみの場合、出題される問題は非常に基礎的な問題になります。なぜならば、難しい問題を出題しても学生はその時間内に解けないことが多いためです。そのため、基礎問題をしっかりと対策していれば必ず合格できます。

口頭試問がよければもしかしたら合格できるかも!?

倍率が低い(高くて2倍!?)

新潟大学工学部 学校推薦型選抜Ⅰ型の倍率はそれほど高くありません。

令和3~5年(2021ー2023)における学校推薦型選抜Ⅰ型の倍率は以下の通りです。

専攻プログラム募集人員(人)志願者(人)合格者(人)倍率
機械システム工学131.9
社会基盤工学1.75
電子情報通信1
知能情報システム121.7
化学システム工学1.14
材料科学2
建築学2.67
人間支援感性科学1422141.57
協創経営0.5
令和5年度 新潟大学 工学部 学校推薦型選抜Ⅰ型 合格者

専攻プログラム募集人員(人)志願者(人)合格者(人)倍率
機械システム工学111.57
社会基盤工学0.75
電子情報通信0.86
知能情報システム101.43
化学システム工学0.57
材料科学20.5
建築学103.33
人間支援感性科学1419151.36
協創経営1.5
令和4年度 新潟大学 工学部 学校推薦型選抜Ⅰ型 合格者

専攻プログラム募集人員(人)志願者(人)合格者(人)倍率
機械システム工学420.57
社会基盤工学220.5
電子情報通信420.57
知能情報システム1171.57
化学システム工学550.71
材料科学330.75
建築学531.67
人間支援感性科学1421150.67
協創経営110.5
令和3年度 新潟大学 工学部 学校推薦型選抜Ⅰ型 合格者

建築学は募集人員が少ないため、年によっては3倍のときもあります。多くは1.0~2.5倍、定員割れのところもあります。しかしながら、倍率が低いからといって油断してはいけません。定員割れをおこしている電子情報通信プログラムであれば、7人の枠に4人受けても、合格者は2人です。油断をしていると簡単に落とされます

油断は大敵!しっかりと勉強しよう!!

成績(評定平均)による足切りが無い

新潟大学の経済科学部 総合経済学科の学校推薦入試の出願条件には“学習成績概評Aの者”という項目があります。これは3年間(3年生は3年の夏休み前まで)の評定平均が4.3以上であることを意味します。つまり評定平均が4.3未満の場合は受験資格がありません

工学部(学校推薦型選抜Ⅰ型)には成績の記載がありません。出願要件は5つあり、いずれかに該当することとあります。④に関しては人間支援感性科学プログラムのみです。

工業に関する教科・科目を20単位以上修得(見込みを含む。)した者〔学科の指定なし〕

SSHカリキュラムを受講した者で、下記のいずれかもしくは両方を満たしたもの

 ・SSHの指定を受けている高等学校又は中等教育学校において研究又は実験を行ったことのある者

 ・大学、官公庁及び企業等の研究機関において研究又は実験を行ったことのある者

科学系コンテストなどで入賞し、その成果が高く評価されている者

優れた造形芸術の能力をもつ者、優れた音楽の演奏能力又は作曲能力をもつ者、優れたスポーツの技能を有する者(人間支援感性科学プログラムのみ

高等学校等の内外において主体的に活動(課題研究、総合学習、課外活動、コンテスト、コンクール等)を行った者

その中に工業、専門高校生に関する要件は①になります。この出願条件がすごい理由は通常の工業高校生活を送っていれば確実に受験資格を得られるということです。さらに一番最初にお話しした通り、この入試の特定の配点は140/200は面接と口頭試問です。つまり、評定平均が微妙でももしかしたら、合格する可能性があります

成績がそこまで高くなくても受験可能!

総合大学で様々な学問を学べる!

新潟大学は人文学部、法学部、経済学部、教育学部、理学部、工学部、農学部、創成学部、医学部、歯学部の10学部をもつ総合大学になります。医学部と歯学部は旭町キャンパスで、それ以外は五十嵐キャンパスになります。ですが、一学年の共通科目等は五十嵐キャンパスで一緒に受講します。また電車で簡単に通える距離であるため、サークル活動なども一緒にやっていたりします。

総合大学であるため、工学部でありながらも経済学、人文学部の授業も受けることができ、自身の知識の幅を広げることができ非常に良い場所になります。

Profile
地方の工業高校を卒業して、親に負担をかけたくなかったため、一般推薦で地方国立大学に進学しました。今現在は、大学院を出て、電機メーカーで研究開発職に従事しています。工業高校から国立大学への進学について情報提供を行い、多くの人が大学に進学する機会になればいいなと思います。 https://technical-high-schoo-to-university.com/?p=12
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