国立大学

長岡技術科学大学 学校推薦型選抜(工業高校、専門高校)

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今回は新潟県にある長岡技術科学大学について解説したいと思います。この大学は技術関係に特化した大学であり、高専からの編入を広く受けて入れている大学でもあります。また、同じ系列として豊橋技術科学大学があります。

長岡技術科学大学は工学部のみであり、5つの分野があります。

●機械工学分野

●電気電子情報工学分野

●情報・経営システム工学分野

●物質生物工学分野

●環境社会基盤工学分野

この記事は下記のサイトを参考にして執筆しています。

【募集の概要】学部1年(入学定員80人):長岡技術科学大学 (nagaokaut.ac.jp)

出願条件がそれほど厳しくはない(評定平均4.0以上

長岡技術科学大学の出願条件は以下のようになっています。

令和6年度(2024年) 学校推薦型選抜(工業高校生) 出願要件 

次に該当する者で、技術や科学に強い関心をもち、自ら積極的に学習や研究に取り組む意欲があり、人物、学力ともに優秀で出身学校長が責任をもって推薦できる者及び調査書の全体の評定平均値が4.0以上の者。

次の各号のいずれかに該当する者

(1)高等学校の「工業に関する学科」の卒業見込み者及び「総合学科」の卒業見込み者で、工業に関する教科・科目を20単位以上修得(「情報に関する基礎的科目」及び「課題研究」の単位を含む)見込みの者。

(2)高等学校の「商業に関する学科」の卒業見込み者及び「総合学科」の卒業見込み者で、商業に関する教科・科目を20単位以上、又は工業及び商業に関する教科・科目を合わせて20単位以上修得(「情報に関する基礎的科目」及び「課題研究」の単位を含む)見込みの者。

(3)高等学校の「情報に関する学科」の卒業見込み者及び「総合学科」の卒業見込み者で、情報に関する教科・科目を20単位以上、又は工業及び情報に関する教科・科目を合わせて20単位以上修得(「情報に関する基礎的科目」及び「課題研究」の単位を含む)見込みの者。

(4)高等学校の「農業に関する学科」の卒業見込み者及び「総合学科」の卒業見込み者で、農業に関する教科・科目を20単位以上、又は工業及び農業に関する教科・科目を合わせて20単位以上修得(「情報に関する基礎的科目」及び「課題研究」の単位を含む)見込みの者。

(5)高等学校の「水産に関する学科」の卒業見込み者及び「総合学科」の卒業見込み者で、水産に関する教科・科目を20単位以上、又は工業及び水産に関する教科・科目を合わせて20単位以上修得(「情報に関する基礎的科目」及び「課題研究」の単位を含む)見込みの者。※1(2)又は(3)に該当する者が志望できる分野は、「情報・経営システム工学分野」とする。
※2(4)に該当する者が志望できる分野は、「物質生物工学分野」又は「環境社会基盤工学分野」とする。
※3(5)に該当する者が志望できる分野は、「物質生物工学分野」とする。

成績(評定平均)は、4.0で足切りをされます。しかしながら、3年間ある程度真面目に勉強をしていれば達成できる成績ではないでしょうか。

単位数については通常の工業高校生活を送っていれば要件は満たされると思います。

試験は小論文と面接(口頭試問を含む)

試験は小論文と面接(口頭試問を含む)のみです。通常の筆記試験はありません。口頭試問の内容は志望する学科ごとに異なります。

分野科目
機械工学分野数学、理科(物理)、英語
電気電子情報工学分野数学、工業(電気)
情報・経営システム工学分野数学並びに工業、商業又は情報
物質生物工学分野数学、理科(物理、化学または生物から一つを選択)、英語
環境社会基盤工学分野物理、化学または生物から一つを選択
令和6年度(2024年) 学校推薦型選抜(工業高校生) 口頭試問内容

小論文の過去問は下記のページで公開されています。

過去問題:長岡技術科学大学 (nagaokaut.ac.jp)

小論文は自身の学校の先生にしっかりと指導してもらえば突破できると思います。また、口頭試問は教科が少ないため、教科を絞って対策が出来ます。

倍率がそれほど高くはない(定員割れもあり

令和6年度の学校推薦型選抜の募集人員と倍率は下記のようになっています。

分野科目募集人員(人)志願者数(人)倍率 
機械工学分野数学、理科(物理)、英語650.83
電気電子情報工学分野数学、工業(電気)6152.5
情報・経営システム工学分野数学並びに工業、商業又は情報461.5
物質生物工学分野数学、理科(物理、化学または生物から一つを選択)、英語791.3
環境社会基盤工学分野物理、化学または生物から一つを選択451.3
令和6年度(2024年) 学校推薦型選抜(工業高校生) 倍率

約1-2倍の倍率になっています。また、定員割れの分野もあるためチャンスがあります。

まとめ

長岡技術科学大学の学校推薦型選抜(工業高校生)について解説いたしました。しっかりと成績(評定平均)を満たせば十分合格するチャンスはありますので、受験されるかたは頑張ってください!

ABOUT ME
地方の工業高校を卒業して、親に負担をかけたくなかったため、一般推薦で地方国立大学に進学しました。今現在は、大学院を出て、電機メーカーで研究開発職に従事しています。工業高校から国立大学への進学について情報提供を行い、多くの人が大学に進学する機会になればいいなと思います。 https://technical-high-schoo-to-university.com/?p=12
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